体操の基本を知ろう

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まず体操を行うにあたって基本的なことについてお伝えします

知っているだけでも効果がだいぶ変わります

体操の目的

まず、体操とは…

体を操る(あやつる)と書きます

体を自分の意志でコントロールする、うまく動かすことが必要になってきます

マッサージや電気治療など受動的なものと違って、自分で考えて動かすことで脳を使うことや手足の感覚などが研ぎ澄まされていくわけです

体を動かすといってもジムなどでマシンを使って筋力がついたとしても、体全体を協調して動かせるようにならないとバランスも良くならないし、転びやすい体に繋がることもあります

要するに、自分のボディイメージと実際の体の動きが一致しないといけないということなのです

たとえば、こどもの運動会にお父さんたちがリレーに出て転んでしまう状況と一緒で、若いころの体のイメージと今現在の身体能力がマッチしない状況が起こってしまいがちです

だから、全身を使う体操をして協調性とボディイメージの構築をする必要があるんです

体操の効果
  1. 筋力アップ:筋肉の刺激による筋力向上
  2. 転倒防止:バランス感覚や柔軟性が高まる
  3. 関節痛予防:関節可動域の改善と慢性痛の改善(疼痛物質を血流に流す、鎮痛作用)
  4. 血行改善:血液循環改善により酸素や栄養素の供給(心肺機能改善【体力】)
  5. 骨粗鬆症予防:骨に刺激を与えることで骨量が増加する
  6. 認知症予防:記憶力や集中力を高める
  7. メンタルヘルス:うつなど心理的症状の改善  

などなど。

この中で、よくある質問の中に3.関節痛予防がありますが、運動すると逆に足が痛くなるんじゃないかと思われる方がいます。もちろん、運動していてどんどん痛みが強くなるようだったらそれは炎症であったり、過負荷になっていることがあるので注意したらよいとは思いますが、運動することで痛みが取れることがあります。

痛みが取れる機序としては、関節の周りに筋肉がついて保護されることもありますが、循環が良くなることで疼痛物質を流すことや運動することで脳から鎮痛因子であるモルヒネ様のホルモンが分泌されることで鎮痛作用が働くことが考えられています。なので適度な運動をすることには痛みを取り除くことが言われています

また、最近ではメンタルヘルスにも効果があると言われていて、特にうつ病や不安症の予防や治療に推奨されているほどです。鎮痛物質と同じように、セロトニンやドーパミンなどが分泌されることで精神的に落ち着くことが言われています

効果を挙げていくとキリがないですが、心も体も健康になるのは言うまでもないです

ただ、わかっていても運動はやらないし、続けられないのも事実です

体操のポイント

体操をするにあたりいくつか気を付けるポイントをお伝えします

呼吸を止めないように

呼吸を止めることでのリスク:血管への負担がかかり血圧上昇や血管障害のリスクが高まります。もう一つとしては肺での酸素交換ができずに筋肉や心臓へ酸素供給ができず疲労しやすいことや心不全などのリスクになりやすいことが言われています

姿勢に気を付ける

体操するにあたり、きちんとした姿勢で行うことの意義として運動効果が違うことです。正しい姿勢で行うことで働く筋肉も変わってきますし、筋肉の使い方も変わってきてしまいます。そのため、腹筋を鍛えてるのに股関節の筋肉を使っていたりするなど、運動効果にだいぶ差がでてしまう可能性があるので姿勢に気を付ける必要があります

力が入りすぎないようにする

体操していて余計な力が入ってしまうと関節や筋肉を痛めたり、バランスがとりづらいことがあります。姿勢と一緒で、片脚バランスの練習で肩に力が入っていたりすると上半身が塊となりただの錘になってしまい倒れやすいことが起こってしまいます。身体を動かすことは全身で協調して動けるようになることですので力を抜いていつでも対応できるようにすることが大事になってきます

笑顔でできるようにする

この中でこれが一番大事なポイントです。リハビリなど体操のイメージは「辛い」「大変」かと思います。ただここまでしないと効果がないと思われる方もいますが、高齢者の方は痛みや疲労を感じにくくなるため、適度な運動の負荷としては【楽にできる】【筋肉が暖かくなる】程度がちょうどよいと思います。そのため『笑顔で楽しくできる』運動を推奨します

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